立地と商圏(加盟手続き方法)
加盟手続きをしていただく段階になると、すでに開業地が決まっている場合が多いですが、立地や商圏は、経営の未来を大きく左右する重要な要素です。
自宅開業でなければ、賃貸物件を選定し開業することになります。
立地
パソコン教室という職種を考えたとき、果たしてどのような立地が良いといえるのでしょうか。
まずは参考程度にお近くのパソコン教室を見てみましょう。パソコン教室には、駅前立地、商業施設立地、繁華街立地、郊外立地、住宅街立地など実にさまざまな場所にありますね。では今度は別の見方をしてみましょう。先に挙げた事例の立地にあるパソコン教室であれば、それぞれどのような受講生たちが来られるでしょうか?
実は….教室によって生徒層には傾向のようなものがあるのです。例をあげるならば、駅前立地ならOLやサラリーマン層が訪れますが、郊外や住宅地だと、あまり来られません。このように、どのような立地で開業するかで、獲得しやすい層と、しにくい層が決定づけられてしまいます。
自教室がどのような生徒層をターゲットにしたいのか、そのターゲットは商圏内に十分な人口を持っているのか、さまざまな角度から検討して、よりよい立地を決めることになります。
商圏
MNJでは、いち教室の商圏範囲をおよそ5万人レベルの人口エリアと捉えております。
商圏というと何となく地図上に(教室を中心にして)コンパスで同心円を描いてみたくなりませんか?実際の商圏は、描いたような円にはなりません。様々な要因によって、普通はいびつな形になっているものです。実際は、入会された受講生の住所から、分布図を描いて解ることですが、オープン前にそれを想像するのは容易なことではありません。
たとえば不特定多数の人が集まるポイントとして、駅前や商業施設があげられます。そして集まった人は どのように移動し どのように帰宅されるのでしょうか。生活に密着した人の行動パターンをいろいろな角度から予見すると、教室の立地や商圏が、その動線上にあるのか、動線から外れたところにあるのか解ってきます。
また、人が習い事に通う場合、通学時間として許容できる範囲は、およそ(ドアツードア)30分圏内といわれます。つまりこの徒歩や自転車や車で20~30分圏内を、教室の商圏として想定してみましょう。地図上に色々なことが見えてくると思います。
遠隔でのサービスには商圏の制限無し
商圏の保護範囲とは、主に受講生が教室へ通える地域的な範囲を指しますが、遠隔でのオンライン教室やサポートの場合は、この制限を設けておりませんので、どの教室でも地域の壁を破って全国からの受講生などを受け入れていただけます。