スタッフ人数について

教室経営に携わるスタッフ人数について

一人で運営する場合と、二人以上で運営する場合のメリット・デメリットについて考えてみましょう。

一人で運営するメリットとデメリットは・・・

まず個人法人を問わず、一人で切り盛りするメリットは、経費負担が最小で済むことでしょう。通常 人件費は、最も経費負担の比率が高くなるものです。この部分のコストがかからない訳ですからスタート時のスタイルとしては一般的なケースとなります。そして、オープン後の売上の伸び、忙しさの状況を判断し、パートなどからスタッフ採用されるケースが多いです。

反対にデメリットとは、一人がゆえの人的不足からくる問題がほとんどあり、例えば、 同一時間帯における複数の授業を受け入れられなかったり、繁忙期の需要に一人で応えられなかったり、同様に得意ジャンルの授業しか受け入れられなかったり、授業時間帯の電話や来室による受講相談に対応できなかったり、様々な機会損失が起きる可能性があります。また 派遣・出張サポートや、ホームページ制作なども請け負っている場合、おなじく依頼のタイミングによっては対応できないなどのリスクを伴います。

二人以上で運営するメリットとデメリットは・・・

二人以上で運営する主なメリットは、人的な処理能力が向上することです。上記でふれた「一人運営のデメリット」をほとんど解決できますし、授業以外の業務である「資格試験会場」「ホームページ制作」「派遣・出張サポート」などを取扱った場合、二人以上で処理にあたらないと、対応能力として常に不安やリスクを伴います。また、二名以上で運営すると、役割分担がハッキリして、オーナーは対外的な営業活動に尽力できるようになります。

本来オーナーは、常に高い経営視点に立って、目標達成を果たさなくてはなりません。それには自分の右腕になるスタッフを上手に育成し、オーナー自らが営業力となって、法人取引などの人脈を増やし伸ばしてゆく必要があります。事業を大きく育てるならば、複数スタッフでの運営体制が必ず必要になるでしょう。

反対にデメリットは、この人件費という固定経費のリスクとなります。売上目標が大きく下回れば、人件費は固定であるため、収支を圧迫し 赤字に転じるリスクがあるわけです。